研究内容を知る

ライフサイエンス事業部・電子材料事業部の
研究の一端を紹介します。

研究内容を知る

ライフサイエンス事業部・電子材料事業部の研究の一端を紹介します。

食品添加物を用いて
食感や色、日持ちなどを改良した食品の開発

食品添加物は、食品の腐敗を防いだり、色や香り、味を変化させたりと、食の安全性を保ち、多様性を広げる上で大きな役割を担っています。その食品添加物を用いて、食感や色、日持ちなどを改良した食品開発に取り組んでいます。いわゆる実験室ではなく、レストランの厨房で使用されている業務用の調理設備が揃ったテストキッチンで、「お肉をもっとジューシーにしたい」「惣菜の消費期限をより長くしたい」といったお客様のご要望に応じた食品添加物を選定し、試作を行っています。お客様にも試作品を食べていただき、食品添加物ごとの効果を実際に体験していただき、相談を重ね、ともに商品開発を進めています。

ライフサイエンス事業部 所属

2018年入社
大学院理工学研究科 修了M.S.

お客様のニーズに応える
新規の食品添加物を開発したい

「食品添加物は体に良くない」という印象を持っている方が多いと思いますが、食品添加物は、私たちの食生活に密接に関わっており、食の安全性や多様化を保つ上で大きな役割を担っていることを学びました。今後は、例えば、食品本来の味を活かせる、臭みやえぐみなどを抑えるなど、お客様との共同開発の中で見えてきたニーズに応える新規の食品添加物を開発したいと考えています。

健康食品等への有機酸の用途拡大
および新規素材開発

健康食品などの成分として使われているアミノ酸を低コストで提供できるような製法や、アミノ酸を含む有機酸類の用途拡大に向けた検討をしています。製法についてはラボレベルでの検討を経て、製造条件をほぼ確立させました。用途拡大については、当社で扱っている有機酸がヒトに及ぼす効能の探索に取り組んでいます。まだ試験の計画段階ですが、社内のマーケティング部署や外部の企業や大学と連携しつつ、新たな用途開発を目指しています。

ライフサイエンス事業部 所属

2017年入社
大学院先端生命科学 修了Y.K.

何にでもトライさせてくれ、
積極的に考えを聞いてくれる

開発にあたっては、食品以外にも幅広い知識が必要になってくるため、外部のセミナーや学会などにも自ら希望して参加させてもらっています。何にでもトライさせてくれ、また、積極的に考えを聞いてくれるので、やりがいを感じます。また、上司との距離が近く、すぐ相談したり、判断を仰いだりできるので、日々の業務は非常にスムーズです。本開発とは別の仕事でしたが、入社1年目には海外出張も経験しました。若手への大きな期待を感じています。

機能性飼料の開発

畜産・水産業界では、夏の暑さで畜産動物や養殖魚が弱ってエサを食べないことが、課題の一つとなっています。こうした課題の解決につなげるため、体内に取り込むことで、熱ストレスへの耐性を強める機能性飼料の開発に取り組んでいます。素材の使用効果や作用機序の評価については、社内のみならず、大学などの研究機関と連携して進めています。当社の主力商品である有機酸以外の商品を育てるのも、開発の狙いです。

ライフサイエンス事業部 所属

2016年入社
大学院農学院 修了H.K.

何でもオープンに話せる雰囲気で、
一丸となって開発が進められている

お客様を訪問して、ニーズや試作品の評価といった生の声を聞きながら、開発に活かしています。原料の選択や実験の進め方などは自分で取捨選択していく必要がありますが、うまくいかないときは開発室のいろんな方にアドバイスをいただける環境です。開発室は若手が多く、何でもオープンに話せる雰囲気。先輩後輩に関係なく、率直な議論ができ、即席のディスカッションからも意外なヒントがもらえるなど、それぞれの開発テーマに責任を持って進めつつ、一丸となって開発が進められていると感じることが多いですね。

半導体製造に欠かせない
コロイダルシリカの研究開発

半導体の製造に欠かせない研磨剤の砥粒(硬い粒子)として使用されるコロイダルシリカの研究開発をしています。コロイダルシリカとは、数ナノ〜サブミクロン程度のシリカ微粒子が液中に分散したもの。微粒子の大きさ、形、化学的性質などの性状が変わることで、砥粒の研磨性能が変化します。それらの性状を緻密に制御することで、新たなシリカ微粒子を創出し、お客様である半導体の研磨剤メーカーに提供していくのが、チームのミッションです。半導体業界は技術革新のスピードが速いため、私たちの研究開発も短期間で製品化につなげていくことが求められています。

電子材料事業部 所属

2013年入社
大学院農学院 修了C.N.

半導体の最先端技術の発展に
役立っている実感がやりがい

コロイダルシリカの研究開発は、半導体の最先端技術の発展に役立っている実感が得られ、非常にやりがいがあります。今後は最先端の半導体製造プロセスにおける研磨剤砥粒に求められる性能を意識して、新規の性状を有するシリカ砥粒の研究を進めたいと思っています。

電子材料事業部 所属

2014年入社
大学院応用化学研究科 修了Y.F.

年齢や社歴に関係なく
やりたい研究をやりやすい環境

上司とはコミュニケーションがスムーズで、年齢や社歴に関係なく有意義な意見を出せば、大きな裁量権を持って研究させてくれるので、自分のやりたい研究をやりやすい環境です。半導体の先端分野では、シリカ粒子を1ナノメートル単位の極めて高い精度で合成する技術が求められています。今後は、シリカ微粒子の大きさ、形、密度などをさらに高い精度でコントロールする技術を確立していきたいですね。

プラスチックの機能性を向上させる
シリカナノ粒子の開発

東京研究所では、当社電子材料事業部の主力製品である半導体研磨用のシリカナノ粒子について、半導体用途以外の研究開発に取り組んでいます。その一つが、プラスチック材料の機能を向上させる特殊なシリカナノ粒子です。プラスチックだけは不足する機能をシリカによって付与します。そのために、シリカを均一にプラスチックに分散させる技術やシリカ構造をナノレベルで制御する技術の開発を行っています。

電子材料事業部 所属

2015年入社
大学院工学研究科 修了M.K.

社内で製造販売されていない
最先端の製品開発に
携われていることがやりがい

いまだ社内で製造販売されていない最先端の製品の開発に携われていることにやりがいを感じます。新規開発のため、開発に必要なシステム・機器の導入から行わなければなりませんが、会社は惜しまず投資してくれます。導入にはお金がかかるため、説得力のある証拠集めが必要ですが、それもまた面白く取り組んでいます。

電子材料事業部 所属

2015年入社
大学院農学研究科 修了H.Y.

「ゼロから1を創り出す」
基礎研究を重視した研究

「ゼロから1を創り出す」がコンセプトの東京研究所では、主に基礎研究を重視した研究をしています。そのため、新規技術の検討から導入が大きなウエイトを占めています。条件検討、再現性確認、コスト試算など、なすべき業務は幅広いですが、そのぶん達成感も大きいです。当社に在籍する商品開発部は、シリカをはじめとした無機材料の専門家だけでなく、出身の専攻が多岐にわたっているため、データに対する考え方一つとっても異なっていることが良い刺激となっています。

高機能プラスチックの可能性を開く
シリカパウダーの開発

コロイダルシリカの用途展開の一環として、主にプラスチックに添加するシリカパウダーの開発を進めています。一口にプラスチックに添加すると言ってもさまざまな目的があり、例えば強度や耐熱性の向上、アンチブロッキング、新たな機能の付与等が挙げられます。求められる物性はお客様によって異なるため、個々のお客様とのサンプルのやりとりや対面でのコミュニケーションを取りながら、より良い製品の開発に努めています。これらの目標を達成するために、当社が培ってきた粒子の合成・改変技術を基盤として、新たな発想を持った粒子の開発を行っています。また、シリカパウダーは他の材料との複合体として利用されるため、用途によって幅広い技術分野と関連があります。そのため、開発では多くの技術分野に触れながら、シリカ材料の可能性を探索しています。

電子材料事業部 所属

2015年入社
大学院理工学研究科 修了K.O.

知的財産面を意識しながら
製品開発を進めることを目標に

知的財産面を意識しながら製品開発を進めることを目標にしています。例えば公開されている特許情報から、競合他社において意識されている物性や製法、使用用途などが見えてきます。これらの情報を整理することで、競合他社品に対する自社品の強みや弱みが明らかとなり、新しい着想や製品を生み出すことができると考えています。FUSOブランドとして誇れるような製品を上市していきたいと思っています。

電子材料事業部 所属

2016年入社
大学院薬学系研究科 修了K.T.

恵まれた開発環境を存分に活かし、
挑戦を続けていきます。

まだ誰も見出していない性能を持ったシリカパウダーの開発に携われるのが、この研究の面白さです。思い通りに進まないことも多いですが、いくつか有望な物性を持った粒子が開発できつつあります。これを製品化していくことが、今後の目標です。当社は技術投資が盛んなため、恵まれた開発環境にあると思います。その開発環境を存分に活かし、挑戦を続けていきます。