PEOPLE

半導体の最先端の領域で、 FUSOならではの研究開発に挑む。

  • 電子材料事業部
  • 電子材料本部 商品開発部
  • C.N.2013年入社
  • 大学院 応用生物科学専攻

入社後、商品開発部に配属。2〜3年目で基礎開発から工業化まで一連のプロセスを経験する。2017年、現在の開発チームのリーダーに。

産業の発展に貢献するためには
どんな仕事を選ぶべきか?
自分なりに考え抜いて、出会った会社がFUSO。

学生時代、どんな仕事に就きたいと考えていましたか?

就職を意識し始めた頃は、漠然と「産業の発展に寄与したい」と思っていました。では、そのためにはどんな仕事を選ぶべきなのだろうか?自分なりに考え抜いて、たどり着いた結論が「半導体」でした。産業の発展に欠かせないのが機械の進歩であり、その機械の心臓部ともいえるのが高性能な半導体であると考えからです。学生時代の研究テーマは、農作物における寄生虫の感染メカニズムです。農学系に進んだのは環境問題に関心があったから。しかし、学生時代に視野が広がり、環境問題を根本から解決するためには、産業の発展そのものに直接関わらなければならないと気づいたのです。そうして就職活動を始めてFUSOという会社に出会い、現在の仕事に取り組むことになりました。

半導体の高性能化において重要な役割を担う
超高純度コロイダルシリカの研究開発チームを先導する。

現在どのような開発に取り組んでいるのですか?

半導体の製造に欠かせない超高純度コロイダルシリカの研究開発チームのリーダーを務めています。超高純度コロイダルシリカは数ナノほどのシリカ微粒子であり、シリコンウエハーの研磨に用いられる砥粒(硬い粒子)として使われています。この工程はナノレベルの精度が要求され、半導体の高性能化において非常に重要なプロセス。FUSOは、コロイダルシリカ分野でトップクラスのシェアを獲得しています。
研究開発は、研究室での基礎研究からスタートします。フラスコレベルで化学反応を検証し、試行錯誤を重ねて化学反応条件を決定します。そこから徐々にスケールアップし、その都度に見つかる問題を解決しながら、工業化に結びつけていきます。また、品質に関わる分析手法の開発や、特許取得など知財の対応も重要な仕事。私たちのチームでは、このように基礎研究から工業化まですべてのプロセスを自分たちで手がけています。だからこそ、製品化できた時の喜びも大きく、半導体の発展に貢献しているという手応えを得ることができるのです。

意欲があれば、どこまでもチャレンジできる場所。
それが、私にとってのFUSO。

あなたにとって、FUSOとはどんな場所ですか?

FUSOは、私にとって、やりたいことに取り組むことができる場所だと考えています。意欲があれば、どこまでもチャレンジできる環境があると感じています。私の場合、入社3年目にはほぼ独り立ちして研究開発を任され、5年目に現在のチームリーダーになりました。これもFUSOの特徴だと思うのですが、私のチームでは、メンバーそれぞれに担当や分野を割り振るのではなく、誰もがなるべく幅広い分野に関わるようにしています。チームのメンバーたちには、「研究開発」という仕事の全体を俯瞰できる開発者に育ってほしいと期待しているからです。開発の全体像を俯瞰できるようになると、それぞれのプロセスでの仕事もスピードアップします。次のプロセスを意識することによって仕事の効率も格段に高まり、それがまた次の成長につながっていくのです。

半導体の性能を大きく進歩させるような
画期的な製品を生み出したい。

この先、どのようなキャリアプランを描いてますか?

これからも最先端の分野で開発に携わっていきたいと考えています。そのためにも、これがなければ高性能な半導体は製造できないといわれるような画期的な製品を生み出したいですね。FUSOはこの分野においてトップクラスのシェアを誇っていますが、かといってシェア100%ではない。まだまだチャレンジすべきことは数多くあると考えています。また、産業により貢献していくためには、事業そのものを拡大していくことも重要になります。そのためには、開発者というポジションにこだわるのではなく、将来的には研究開発のマネジメントや人材の育成など幅広い業務に携わっていきたい。FUSOならではの強い研究開発組織をつくり、社会にインパクトのある仕事にチャレンジしていきたいと考えています。