Sustainability

環境

省エネへの取り組み

経済産業省資源エネルギー庁は、2016年(2015年度分)より、工場等でエネルギーを使用する事業者に対して更なるエネルギーの使用の合理化を促すため、「事業者クラス分け評価制度」を開始しました。この制度は、経済産業省へ省エネ法の定期報告を提出する全ての事業者をS・A・B・Cの4段階へクラス分けし、優良事業者を公表する制度です。当社は、この制度において優良事業者としてSランクの評価を受けています。

CO2排出量への取組み

当社のグループ全体の温室ガス総排出量(Scope1:自社の直接排出,Scope2:自社の電気・熱利用に関する間接排出)は、省エネ法による算出に基づき管理しています。Scope3(上流・下流排出)へ対応するために2023年12月に算出のためのソフトウェア導入を決定しました。2024年度には国内事業Scope3算出に取組み、順次グループ子会社に拡大するよう準備を進めています。
当社事業に関わる製品群はCO2排出なしでは製造できないため、現在のCO2の削減目標は2013年度比のCO2排出量原単位削減率により管理しています。当社グループ全体のCO2排出量を管理する体制が整い次第2030年度~2050年度のカーボンニュートラルに向けた考え方をまとめる方針としています。

■CO2排出量の状況 (扶桑化学工業単体におけるエネルギー起源の排出量のみ算出)
CO2排出量と原単位の推移

CO2排出量への取組み

エネルギー起源のCO2排出量は、2023年度で73,561tになっています。
現在省エネや各種社内資源の活用などを検討しておりますが、大型の設備投資を実施中のため、CO2の排出量は増加する見込みです。

■環境データ
報告対象年度の環境データについて
詳細は扶桑化学工業ホームページ(https://fusokk.co.jp/sustainabilitys/sustainabilitys_cat/environment)からご覧いただける「環境データ」よりご確認ください。

■原単位への取り組み
製品の生産量が大幅に増加している一方で、原単位の引下げ努力によりCO2排出量の増加を抑えています。原単位は鹿島事業所が加わったこともあり、2013年度比で2023年度は約45%削減しています。
大型の設備投資によりCO2排出量は当面増加しますが、原単位の削減には引き続き強力に取り組んでまいります。

2013年を基準とする原単位等への取組み

■KES・環境マネジメントシステム
KES (Kyoto Environmental Management System Standard)は京都議定書の発祥地、京都から発信された「環境マネジメントシステム」の規格で、環境マネジメントシステムの国際規格であるISO14001の基本コンセプトを活かし構築されています。当社では、環境マネジメント審査の結果において、京都事業所はKES ステップ2、新大阪事業所、大阪工場および十三工場に加えて鹿島事業所でもステップ1をそれぞれ認証取得しています。全ての生産拠点でKESが導入されました。今後、さらに環境マネジメントシステムの継続改善を進めていき、エネルギーの有効利用、資源の再利用、廃棄物削減等に努めていきます。

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